Pink
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モー娘。を題材にした官能小説を書いて下さい
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1086562534/
可愛い女の子見たくない?
- 1 名無し物書き@推敲中? 04/06/07 07:55
- 新たな作家さん。
かつての作家さんを待ち望んでみる。
- 7 名もなき物書き sage 04/06/08 12:35
- 前に書いていたスレが消えて途方にくれていたら新しく出来たんですね。
紺野の希望があるようなので、前のところで書いていたものをちゃんと最後まで
書いてみようと思います。
- 8 名もなき物書き sage 04/06/08 12:35
- ライブを終え、ホテルに戻ってきた高橋と紺野。
「あー疲れちゃった。シャワー浴びたいよね。」
荷物をベットの上に投げ出し、長い黒髪を後ろで束ねつつ紺野が言う。
「一緒に浴びようか?」
ベットに腰をかけながら、冗談っぽく高橋が返す。
「えー。恥ずかしいよ。」
そんな冗談にも、紺野は本気で頬を赤らめる。
「女同士だしいいじゃん。」
いやがる紺野を無理やり手を引いて、脱衣所まで連れて行く。
そこまでされ観念したのか、身体を隠しながらしぶしぶ脱いでいく紺野。
「うわー。あさ美ちゃんのおっぱいおっきーっ!」
紺野の脱いだブラを自分の胸に当てて騒ぐ高橋。
「や…やめてよ恥ずかしいから。」
真っ赤になりながら高橋からブラを取り返す。
- 9 名もなき物書き sage 04/06/08 12:36
- 「私のブラはいらないんじゃん?」
高橋は紺野の胸に自分のブラを当てる。
紺野の柔らかい胸はきついブラにしめつけられ、いまにもはみ出そうだった。
「く、苦しいよぉ愛ちゃん。」
困ったような表情を浮かべて、高橋から逃れようとする紺野。
「ゴメンゴメン。あさ美ちゃんの反応可愛いんだもん。」
ちょっと涙目になっている紺野を優しく抱きしめる。
「お詫びにあさ美ちゃんの身体、綺麗に洗ってあげるね。」
「べ…別にいいよぉ…」
裸で抱きしめられて、目のやり場に困りながら紺野は答えた。
- 10 名もなき物書き sage 04/06/08 12:37
- シャワーの水が、紺野の白い肌にうちつけられては弾かれて散る。
その美しさに高橋は見とれていた。
シャワーの水にさえ耐え切れないような儚い白い肌。
高橋は、ゆっくりと紺野の背後へと歩み寄り、
紺野の背中に自分の胸を押し当てて、後ろから抱きしめた。
「あ…愛ちゃん?」
突然のことに驚いて身体を硬直させる紺野。
「ゴメン…ゴメンね。あさ美ちゃん。」
そういうと高橋は紺野の胸に手を回すと、ゆっくりと労わる様に揉みはじめる。
高橋に支配された胸は高橋の思うままに形を変えていく。
「いっ…痛いっ!」
そんな優しい愛撫にも紺野は痛みを感じているようだ。
- 11 名もなき物書き sage 04/06/08 12:38
- 「大丈夫。私に委ねて…あさ美ちゃんは感じているだけでいいの。」
痛みを緩和させようと、高橋は紺野の乳首を指で擦る。
まだ快楽をしらない乳首は柔らかく、ひっかかりがまったくない。
乳首の上を何度も指でなぞり、つまみ、時には指で押しつぶして胸に埋没させたりした。
乳首は執拗な愛撫に、徐々に固さを帯び、その形を形成し始めた。
薄桃色で、突起と呼ぶにはまだ幼すぎたが、確かにぷくりと存在を表していた。
「あさ美ちゃんの乳首可愛い。自分で慰めたことなかったんだ。」
乳首を指ではじく。
「む…胸が切ないのぉ…」
頬を紅潮させ、快楽をどう受け止めていいのかわからずに紺野はとまどっているようだった。
- 13 名もなき物書き sage 04/06/09 12:33
- 「もっと切なくさせてあげる。」
乳首を口に含むと、先端を舌で優しくノックする。
「あっ…あんっ!!」
ノックされるたびに、紺野は背中を反らせて声を上げる。
紺野の乳首は反応を示し、固さを増していく。
小さいながらも、固さを帯びる乳首に高橋は愛おしさを感じていた。
紺野が自分の愛撫で感じてくれている。
もっと気持ちよくさせてあげようと高橋は乳首を舌で押しつぶした。
「んんっ!!これ以上はダメ…おかしくぅ…」
「乳首だけでいっちゃうの?いいよ…私でそんなに感じてくれてるんだね。」
- 14 名もなき物書き sage 04/06/09 12:38
- 興奮を抑えきれずに上ずった声で高橋は言うと、乳首を吸い上げる。
紺野はもう立っていられないのか、ぐったりと高橋に身をゆだねていた。
そんな紺野を冷たいタイルの壁に押し付けて、逃げ場を失わせ、執拗に乳首を吸い上げる。
熱いシャワーが二人に降り注ぐ。
それが余計に高橋を興奮させた。
「あさ美ちゃん…あさ美ちゃんをあじわいたい…」
高橋は乳首を唇でつまみ上げ、突起した乳首に頬ずりをし、唇を下へと這わせていく。
紺野の大事な部分に到達すると、その部分をいとおしげに見つめる。
形のよい割れ目がわずかに開く姿は、まるで可憐な花が開花するかのような神秘さを持っていた。
その開花した花びらにまとわる朝露のように、愛液がうっすらと染み出している。
- 15 名無し物書き@推敲中? sage 04/06/09 16:36
- 敢えて文学的に表現するわ。
ぬれた。
- 16 名もなき物書き sage 04/06/10 12:29
- 「あさ美ちゃんのって、とっても綺麗…」
「はっ…恥ずかしいよぉ。」
紺野は秘部を手で隠そうとするが、高橋は頭を太腿の間に割り込ませて、隠せないようにし、
ゆっくりと深呼吸する。
「あさ美ちゃんの匂いとってもいい香り。香水に使いたいくらい。」
指で雫をすくうと、舌の上に乗せてゆっくりと味わう。
口の中に広がる紺野の味に、高橋の身体は更に赤みを帯びていく。
今の高橋にとって、紺野の愛液はこれ以上ない媚薬だった。
- 17 名もなき物書き sage 04/06/10 12:30
- 媚薬で思考が効かなくなった高橋は、本能の赴くままに紺野の花びらに吸い付くと、雫を1滴も残すまいと
すすり上げる。
綺麗な花びらからは想像もつかない、びちゃびちゃと激しく吸い上げる卑猥な音が室内に響き渡る。
高橋の舌に蹂躙される花びらは、ほんのりと色づき、幼いながらも魅惑的だった。
「だめっ!!変っ!変だよぉっ!!」
襲い掛かる未知の快感に、紺野は怯え涙を流す。
「気持ちいいのを受け止めればいいの。我慢なんかする必要ないよ。」
高橋は快楽に恐怖する紺野をなだめるように優しく言う。
「うけとめるっていったってぇっ!!すごすぎるぅっ!!」
寄せてくる快感に、小さな身体を小刻みに震わせる。
自分で慰めたことすらない秘部を吸い上げられ、その快感は紺野の身体に収まりきらないほどのものであった。
- 18 名もなき物書き sage 04/06/13 15:05
- 「おかしくなっちゃうっ!!」
自分の中で、何かが変わっていくのを紺野は感じていた。
「おかしくなっていいよ。何も隠さないで…はしたないあさ美ちゃんを私だけに見せて…」
舌でねっとりと割れ目を擦りあげると、紺野は身体を大きく震わせてぐったりと脱力した。
自分が開花させた可憐な花を労わるように優しく抱きしめくちづけをする。
体に残る快楽の余韻に身体を振るわせる紺野がとても愛らしい。
意識を失った紺野をシャワールームから運び、バスタオルで濡れた身体を拭いてあげる。
白く柔らかい肌に高橋の愛した跡がほんのりと朱に染め上げていた。
「強引だったけど、誰にも渡したくないから…私だけのあさ美ちゃんでいて欲しいから…」
嬉しさなのか?はたまた罪悪感からか。
涙が止まらなかった。
- 19 名もなき物書き sage 04/06/13 15:06
- カーテンの隙間から差し込む光の眩しさに、ぼんやりした意識のまま目を覚ます。
あまり朝は得意でないほうだが、それでもあまりに疲れた感じがした。
昨日はいつの間に寝たんだろう?
身体を起こすと、自分が裸であることに気がついた。
誰が見てるわけでもないのに、思わず胸を隠してしまう。
そのとき、手が乳首に触れると、体が痺れるような感覚が走る。
そして次第に乳首が隆起し始め、自分の意思とは無関係に指が乳首をなぞる。
止めようと思っても止められない。
「あさ美ちゃん。朝からオナニー?」
隣で寝ていたはずの高橋が、紺野を背中から抱きしめる。
オナニーを見られて恥ずかしさのあまりに赤面するが、指は止まらない。
「あさ美ちゃんの乳首って可愛くてえっち…」
紺野の豊かな双丘を背後から包み込んで持ち上げ、強調させる。
- 20 名もなき物書き sage 04/06/13 15:06
- 「いいよ…自分ですることなんかない。したくなったらいつでも私がしてあげる。」
紺野の指をどけると、高橋は乳首を舌で転がす。
「あさ美ちゃん昨日イったあとにすぐ眠っちゃうんだもん。おかげで私はあさ美ちゃんの裸でオナニーしたんだからね。
今日はあさ美ちゃんも私の乳首舐めて。」
横たわっている紺野に覆いかぶさると、自分の胸を紺野の唇に触れさせる。
紺野より胸は小ぶりだが、乳首は紺野よりも発達していて、存在をアピールしている。
ゆっくりと口に含むと、その柔らかさに驚く。
ぎこちないながらも先端を舌で舐めると、乳首は次第に固さを帯びてきた。
「いいよっ。ねぇ?おいしい?」
少し熱を帯びた声で、高橋が問いかける。
「おいしい…なんか、すっごいドキドキするの。」
不器用ながらも、必死に乳首に紺野は吸い付く。
- 21 名無し物書き@推敲中? sage 04/06/14 18:17
- テレビで紺野と高橋を見ると照れてしまいます。
- 22 名もなき物書き sage 04/06/15 23:51
- 「あさ美ちゃんが私から離れられないくらいに気持ちよくなることしてあげる。」
高橋は紺野の身体を起こして、背中から抱きしめて太腿を愛撫しつつ、足を開かせる。
「もうこんなに濡らしちゃってるんだ。かわいいっ。」
紺野の潤った秘所に指を這わせて愛液を指に絡める。
「ほーら、もう濡れ濡れだよ。あさ美ちゃんのココ。」
高橋は手鏡で紺野の秘所を映して、紺野に見えるようにする。
自分の秘部などみたことなかったし、すっかり潤った卑猥な自分の秘部にショックを受ける。
受け入れたくはないが、コレが自分の大事なところ…
みているのがつらくなり、目を背ける。
「しっかり見なきゃ。こんな可愛いのに。」
そう言うと、高橋は紺野に鏡を見るように、正面を向かせる。
「あさ美ちゃんがあさ美ちゃんでなくなる部分を教えてあげるね。」
- 23 名もなき物書き sage 04/06/15 23:52
- そういうと、高橋は紺野のぷっくりと膨らんだ包皮を指で軽くなぞる。
それだけで紺野は身体を大きく震わせた。
今まで味わった快感とは別格な快感に戸惑いを見せる。
「この中に女の子なら誰でも持っている真珠がねむってるの。」
高橋は紺野の愛液で指を潤わせると、ゆっくりと包皮をめくっていく。
高橋によって姿を現した真珠は、薄桃色をした艶やかで可憐なものだった。
「綺麗…世界中のどんな真珠より綺麗だよ…」
「綺麗なの?わからない…」
自分の恥ずかしい部分に触れられて、綺麗といわれても、まだ紺野には素直に受け入れることが出来なかった。
- 24 名もなき物書き sage 04/06/15 23:52
- 高橋は紺野の秘所に顔を近づけていき、真珠に口づけをする。
「ひっ!」
ほんの一瞬唇が触れただけでも、紺野は悲鳴を上げ、ぐったりとベットに倒れこむ。
「もっと気持ちよくなっていいよ。」
高橋は真珠を舌で優しく愛撫する。
舌が触れるたびに紺野は身体を大きくしならせ、シーツを力強く握り締める。
頭の中が完全に快感に支配され、何も考えられなくなっていた。
耐え切れないほどの快感に涙が流れる。
「気持ちいいのに泣いちゃうんだね。今、楽にしてあげるから。」
紺野の頬を優しくなでながら、流れる涙を唇ですくう。
陰核への刺激はまだ紺野には強すぎるとかんじた高橋は、割れ目に舌を這わせる。
大分なれてきた紺野は、その刺激を心地よく感じるようになっていた。
- 25 名もなき物書き sage 04/06/18 23:46
- 「いいのぉ。愛ちゃんの舌、気持ちいい。」
紺野の蜜で高橋の口の中は満たされていく。
「あさ美ちゃんのすっごくおいしい。もっと頂戴っ!」
紺野の蜜を求めて、高橋は舌を穴へと滑り込ませる。
初めて受け入れる異物にも、快感の虜となっている紺野はすんなりと受け入れた。
「なんか、すっごいのがくるっ!!きちゃうっ!!」
「あさ美ちゃん、そういうのをイクっていうの。思いっきりイッテいいよ。はしたなくイッちゃっていいよっ!!」
舌で穴をかき回し、紺野を高みへとのぼらせていく。
- 26 名もなき物書き sage 04/06/18 23:47
- 「いくっ。いっちゃうよぉぉーーっ!!」
紺野は涎を垂らしながら叫び果てた。
肩で荒い息をしながら、体に残る快感の余波に浸っている。
「あさ美ちゃんすっごくエッチだったよ。」
口の周りが紺野の蜜でべたべたになった高橋が口の周りを拭きつつ言う。
紺野は高橋が口の周りをふいてるものに覚えがあった。
「ちょっ、ちょっと愛ちゃんっ!!それ私のパンツっ!!」
「ごめーん。いい匂いがするんだもん。」
「もう・・・すっごくエッチなのは愛ちゃんじゃない。」
- 27 名もなき物書き sage 04/06/21 07:55
- 紺野はベットから立ち上がるとシャワールームへと向かった。
それを見た高橋はあとをつける。
「シャワー一緒にあびようよ。」
「愛ちゃんはエッチなことするからダメっ!!」
べーっと舌を出して紺野がシャワールームのドアを閉める。
紺野の身体中を洗ってあげようと思っていたのを見透かされ、がっかりしながら部屋を見回すと、
紺野のバックが目にはいった。
「あさ美ちゃんかえのパンツもってきてるのかな?」
気になった高橋はゴソゴソと無断でバックの中をあさった。
案の定、紺野はかえのパンティを持っていなかった。
「私のパンツかしてあげますか。」
ニヤリと笑うと、紺野の着替えと自分のパンティをベットの上に置いておく。
「愛ちゃんも身体洗ったほうがいいよ。」
シャワーを浴びた紺野が帰ってくる。
- 28 名もなき物書き sage 04/06/21 07:57
- 「あさ美ちゃんかえのパンティもってないでしょ?私のかしてあげるよ。」
「えー。恥ずかしいよぉ。」
「だって、こんなぬれぬれのパンティはいてけないでしょ?」
高橋のいうことはもっともだ。
しかたなく履こうと思ったとき、いつものパンティと違うことに気がついた。
サイドをリボンで結うタイプのもので、紺野がいままで履いた事ないものだった。
「こ…こんな恥ずかしいのしかないの?」
たしかに可愛いパンティではあったが、履くにはちょっと躊躇いがあった。
「これしかないの。履かせてあげるね。」
そういうと、高橋は手際よくパンティをはかせていく。
- 29 名もなき物書き sage 04/06/21 07:57
- 「すっごく可愛い。」
そういうと、高橋は紺野の真珠を覆う部分をパンティの上から指で擦りあげる。
ここを攻めてしまえば、紺野が抵抗できないことがわかっていたからだ。
紺野はがくりと脱力してベットに倒れこむ。
「私が悪いんじゃないからね。あさ美ちゃんがこんなに可愛いパンティで誘惑するから…」
サイドで結ばれているリボンを口に咥えると、ゆっくりとひっぱってほどいていく。
「だ…だめだよ愛ちゃん…レッスンに遅れちゃうってば」
抵抗する紺野に口づけると、舌を滑り込ませる。
どう反応していいのか戸惑っている紺野の舌を蹂躙し、唾液を流し込む。
次第に紺野の抵抗は弱まっていった。
自分の身体の中に高橋が入り込んでくるかのような感覚。
もう抗えなかった…
- 30 名無し物書き@推敲中? sage 04/06/22 10:55
- ありがとう、ありがとう
- 31 名もなき物書き sage 04/06/23 13:43
- 「もーっ!どうしたって間に合わないよっ!!」
「でも、気持ちよかったでしょ?」
「そ…それはそうだけど…」
とっても気持ちよかった。だけど本当にこれでいいのか?紺野は迷っていた。
愛ちゃんにエッチなことをされるの嫌じゃない。
でも、本当は女同士ですることでないという背徳感がある。
「今夜もしようね。」
「しないよぉ」
そういいつつも、胸の奥がジンジンするのを感じていた。
自分は期待してる…今夜も愛ちゃんに抱かれることを…
いけないことだってわかってるのに…私はもう、愛ちゃんに囚われているのかもしれない…
「高橋っ!!紺野っ!!今何時だと思ってんのっ!?」
やっぱり飯田さんに怒られた。
「すみません。寝坊しました。」
あらかじめ、二人で考えておいた言い訳をする。
飯田さんはもっとお説教をしたかった様子だが、本当ならとっくにレッスンが始まっている時間なので
しかたなしに、お説教を半ばでレッスンを始めることになった。
- 32 名もなき物書き sage 04/06/23 13:44
- あさ美ちゃんトイレ一緒に行こう。」
あまりの勢いに、思わずまわりを気にしてしまう。
他の人から見たらなんでもないことなのかもしれないが、肌を重ねあったことを思い出してしまう。
昨日までは普通につないでいた手。
だけど今は、それでさえ特別な行為に思えてくる。
「ねぇ。キスしよっ。」
トイレに入るなり、高橋が言いだす。
「だ…だめだよぉ。休憩時間っていってもレッスン中だもん。」
「キスしてくれるまではなさないから。」
高橋は紺野の手をがっちり掴んで離さない。
「おしっこしたいの。」
「してもいいよ。見ててあげるから。」
高橋はなんとしてもキスをするつもりのようだ。
「わかった。キスするから」
紺野は観念してキスをすることにした。
- 33 名もなき物書き sage 04/06/23 13:45
- 高橋は紺野の首に手を回すと、ぐっと身体を密着させて紺野の顔を見つめ、ゆっくりと耳元に唇を寄せていく。
「好き…愛を確かめずにはいれないの…」
熱い吐息と共に、愛の言葉をささやく。
その言葉だけで、紺野の身体は熱くなってきていた。
高橋は紺野の耳たぶに軽く歯を立てて、舌で耳の穴を刺激する。
「いやぁっ…」
その刺激で乳首が固くなってくるのを感じた。
そのもどかしさに耐えようと、紺野は高橋と指を組んでぎゅっと握り締める。
高橋もそれに応える様に握り返す。
どんどんと呼吸が荒くなり、視界がぼやけてくる。
「かわいい。」
高橋は紺野と頬を擦りあわせ、正面に辿り着くと唇を舌で割って入りこんだ。
高橋が舌で触れる度に頭がしびれるような快感が紺野を襲う。
呼吸が荒くなってきた高橋は、唾液をねっとりと絡ませて激しい口づけをする。
高橋の手が紺野の胸にまわされ、手のひらをいっぱいに使って揉みほぐす。
- 34 名無し物書き@推敲中? sage 04/06/24 04:29
- 秘かに保
- 35 名もなき物書き sage 04/06/25 11:30
- 今日も長いレッスンが終わった。
ホテルの部屋にはいると、疲れてベットに倒れこむ。
レッスンも厳しかったが、途中でトイレでしてしまったのが効いているようだ。
少し休もう。
目を閉じると、すぐに眠りに落ちてしまった。
クチュ…
何か生暖かいものが顔にかかる。
なんだろう…
まだ眠くはあったが、目をうっすらと開けると、そこには信じられない光景があった。
すっかり潤った秘所から滴り落ちる蜜。
何が起こっているのか、まったく理解できなかった。
「あさ美ちゃん。私の蜜おいしい?」
声の主は小川だった。
小川は紺野の顔にまたがり、オナニーしていたのだった。
小川は陰核を紺野の乳首に擦り付けて刺激する。
- 36 名もなき物書き sage 04/06/25 11:31
- 「あさ美ちゃん乳首気持ちいいよぉ。」
その刺激に、紺野の乳首は反応して固さを帯びる。
「まこっちゃんやめて!こんな変なこと」
「こんな変なこと愛ちゃんとしてるんでしょ?綺麗な乳首なのにいやらしい。」
小川は紺野を抱きしめると、お尻の割れ目に指を沿わせ、菊座へとたどり着く。
ゆっくりと菊座の周りをなぞっては菊座を押すといった行為を続ける。
「やっ…キタナイよぉ。そんなところさわらないでぇ…」
「あさ美ちゃんはすっごく淫乱だから、こっちでも気持ちよくなれちゃうんだよ。」
「いっ…淫…そ…そんなひどいこと言わないで。」
「だって、濡れてきてるし。お尻の穴いじられて濡らすなんて、普通の子はしないよ。」
パンティの上から舌で菊座を刺激する。
生暖かい感触に、紺野は身体を震わせる。
「お願い…ひどいことはやめて…」
お尻の穴で感じる淫乱だと言われ、紺野はショックを受けていた。
自分は変態なんだ…こんなことがバレたら愛ちゃんに嫌われる。
そう思うと涙があふれてきた。
「あさ美ちゃんのお尻の穴。ぴくぴくして可愛い。」
- 37 名もなき物書き sage 04/06/27 21:18
- 小川はパンティのサイドリボンを指に巻きつけると、ゆっくりと引っ張っていく。
少しずつ解かれていくパンティから解き放たれるように、紺野の香りがあふれ出す。
すっかり潤った紺野の秘所が露になると、小川はスプーンを手に取った。
何をするつもりなのか、紺野が戸惑っていると、小川はスプーンで愛液をすくう。
そして、スプーンを口へと運ぶと、舌でぴちゃぴちゃなめながら飲み込んでいく。
「変だよ…こんなの嫌っ!!」
あまりの屈辱に紺野は怒る。
「嫌なら抵抗してみれば?」
ローターを取り出すと、紺野の陰核に押し付ける。
触れられただけで狂いそうなほどの快感がおしよせるというのに、その上卑猥な振動を与えられてはたまらない。
「んんーーーっ!!」
身体を仰け反らせシーツを掴んで堪えようとするが、紺野の堪えられる許容量を遥かに超した快感に
意識を失いそうになる。
「気が狂いそうなほど気持ちよかった?逆らうんなら、本当に気を狂わせるからね。」
そう言うと、小川はローターをはなしてくれる。
ローターから解放されても快感は止まらず愛液が溢れ続ける。
- 38 名もなき物書き sage 04/06/27 21:19
- 「大人しくしててね。」
手錠をとりだすと、紺野の手首にはめてベッドの柱に固定する
自由を奪われ、恐怖心が一層に増す。
「ど…どうしてこんなことするの?」
そういう声は震えていた。
「そんなに怯えなくていいよ。手錠をされてもあさ美ちゃんは可愛いね。」
少しでも恐怖心を和らげてあげようという小川の気遣いか、優しく口づけをしてくれる。
酷い事ばかりされていた紺野はそんな優しい行為に少しほっとした。
それを見た小川は、乳首を指でつまんで転がす。
固くなり、隆起した乳首に軽く口づけすると、洗濯バサミで乳首を挟む。
「痛いっ!!取ってお願いっ!!」
激しい痛みに暴れると、手錠が白い肌を傷つけて、痛々しく朱に染まっていく
- 39 名もなき物書き sage 04/07/01 00:20
- 「もう片方にもしてあげるね。」
痛がる紺野の表情を楽しむかのように、容赦なくもう片方の乳首にも洗濯バサミをつける。
痛みを堪えるのがやっとで声を出すことも出来ない。
荒い呼吸で、胸が上下するたびに、乳首を挟んでいる洗濯バサミが揺れて卑猥だった。
「あさ美ちゃん。ここがなにかわかる?」
小川は紺野の尿道を刺激する。
「わ…わかんないケド…なんかムズムズするからやめてぇ…」
「わからないわけないじゃん。いっつもあさ美ちゃんだって、さわってるおしっこするとこだよ。」
そういうと、舌で尿道を突っつく。
「きっ…汚いよ…」
「汚くないよ。あさ美ちゃんのだもん。」
執拗な愛撫に、紺野はだんだんと尿意を覚えてきた。
- 40 名無し物書き@推敲中? sage 04/07/07 09:08
- hohoho
- 41 名無し物書き@推敲中? sage 04/07/08 12:50
- 展開ですな
- 42 名もなき物書き sage 04/07/09 21:36
-
「も…もうやめて…なんかおトイレ行きたくなっちゃう。」
しかし小川はやめる気配がない。
それどころか、更に執拗に愛撫をする。
「本当にダメ…漏れちゃうっ!! 」
激しい尿意に、紺野の腰がぶるぶると震えだす。
「我慢しなくていいよ。全部飲んであげるから。」
「お願い。本当にダメぇ…おトイレにいかせてぇ…」
かすれた声で懇願する。もう限界だった。
「もれちゃうよぉぉーーっ!!」
勢いよく小川の口の中に注ぎ込まれる紺野の金色の液体。
「もうイヤぁ…」
涙を流しながら、腰を震わせて放尿する。
それを嬉しそうに喉に流し込む小川。
- 43 名もなき物書き sage 04/07/10 22:07
- 「どう?気持ちよかった?」
「気持ちよくなんかない…」
小川から目を逸らす紺野。
「嘘。認めちゃいなよ。私はお漏らしして感じてる淫乱だって。」
「まこっちゃんがこんな事させたんじゃないっ!!酷過ぎるよっ!!」
涙を流しながら怒る。
屈辱的だった。
愛されてもいない。ただ快楽を得るためだけの行為。
そんな行為に紺野は納得できなかった。
「私はただ、あさ美ちゃんが本当はしたくてしょうがない事をしてあげてるだけだよ。」
「勝手な事言わないでっ!」
「あさ美ちゃんは全部出しておなかすいたんじゃない?のませてあげるよ。」
そういうと、小川は細い管を紺野の尿道に差し込む。
「痛っ!!なにするのっ!?」
「今、ご馳走をあげるからね。」
そういうと、その管を小川は自分の尿道に差し込む。
- 44 名もなき物書き sage 04/07/10 22:07
- 「さぁ、たっぷり召し上がれ」
管を通る金色の液体。
それが徐々に紺野の尿道に近づく。
「やっやめてっ!!」
尿道に入り込んでくる小川の尿。
無理やり入り込んでくる尿に膀胱が拒絶するのか、痛みが走る。
「だしちゃだめだよ。」
そういうと、小川は管をゆっくりと引き抜いていく。
眉間に皺を寄せて必死に耐える表情。
額に浮かぶ汗。
紺野のそんな姿が、小川の中の嗜虐心をあおった。
- 45 名無し物書き@推敲中? sage 04/07/11 23:04
- 軌道修正キボン
- 46 名無し物書き@推敲中? sage 04/07/15 02:59
- HO
- 47 名もなき物書き sage 04/07/15 09:08
- 「もう駄目ぇ…駄目なのっ!」
「出していいよ。私を気持ちよくさせてくれたらね。」
そういうと、小川は紺野の手錠をはずし、顔にまたがる。
すでに潤った秘所に舌を這わせると、口の中に小川の味が広がる。
その味に、胸が高鳴り、どんどんと自分の愛液が溢れるのを感じていた。
だめだと思いつつも、指は自然と秘所と乳首へと向かう。
指に残る心地よい突起の感覚。
それを求めようと、更に指を這わす。
身体全体に広がる快感。
口は必死に小川の蜜を求め、理性はすっかり溶けていた。
「いいよ。もっと激しく吸ってっ!!」
口から漏れる淫らな音さえ、快感へと変わっていく。
小川は紺野の頭を押さえつけて、自分の秘所へと押し付ける。
鼻にまで小川の愛液が入り込んでくる。
「いくっ!!いっちゃうよっ!!」
小川は大きく身体を震わせていった。
涙が溢れてきた。
あまりに惨めな自分。
どうしてこんなことになってしまったのか、消えてしまいたい気分だった。
今の自分に愛ちゃんに会う資格なんかない。
罪悪感を感じたまま、愛ちゃんと今までのように接することはできない。
そうはわかっていても、どうしても高橋にあいたかった。
服を着ると、紺野はドアをあけて外に出る。
どうしても愛ちゃんに会いたいっ!
走らずにはいられなかった。
- 48 名もなき物書き sage 04/07/15 09:10
- 高橋の部屋の前に来る。
ドアホンを押そうとするが、なかなか勇気がない。
仕方なかったとはいえ、自分は高橋を裏切った。
それはけして許されることではない。
でも、もう一人の自分が言う。
逃げていいのかと。
唇を噛み締めると、思い切ってドアホンを押した。
しばらくすると、ドアが開いた。
そこには涙を流し、目を真っ赤にした高橋が立っていた。
「愛ちゃん…」
高橋は無言で紺野を部屋に招き入れる。
今夜は月が綺麗だ。
窓辺に立って、星を眺める高橋がとても美しかった。
「ごめんなさいっ!!私…私…」
「私ね。ずっと友達でいいと思ってた。でもだめだった…あさ美ちゃんに会うたびに想いは強くなってた…」
高橋はゆっくりと紺野に近づくと、口づけをした。
二人はベットに倒れこみ、互いに指を絡め合い、唇を求め合う。
「このままずっと夜が明けなければ…ずっとあさ美ちゃんといたい…」
「私も愛ちゃんとずっといたい…」
高橋は、紺野のブラをはずすと、胸を優しく包み込むように愛撫する。
赤く腫れた乳首に這わせる舌は快楽を与えるためというよりは、傷を癒すかのように優しい。
- 49 名無し物書き@推敲中? sage 04/07/20 00:13
- ほし
- 50 名無し物書き@推敲中? sage 04/07/25 22:19
- H
- 51 名もなき物書き sage 04/07/26 22:39
- こんなにも愛してくれる。あんな事をしてしまった自分を許してくれる。
そんな深い愛情に涙がこぼれる。
手首についた痣、秘所あらゆるところに優しい愛撫をくれる。
その優しさがじんわりと心にまで染み込み、癒されていく。
そんなとき、急に尿意を覚えた。
さっき小川に入れられた尿だ。
「あの…愛ちゃん。ちょっとおトイレいかせて。」
「ダメ。傷が癒えるまではここにいないと、きっとまた傷ついちゃう…」
そういう高橋の身体は震え、涙をこぼしていた。
高橋は紺野の下腹を優しくなでては、少しずつ力を込めていく。
「やめてぇ…でちゃうよぉ…」
「出していいよ…全部飲んであげる。」
「違うのぉ。これは…これはまこっちゃんの…」
「あさ美ちゃんを傷つけるもの、汚すものすべて私が受け止めてあげる。」
月夜しか差し込まないこの暗闇で、妖しいほどに光を放つ。
もう自分の眼には、愛ちゃんしか映らない。
「あさ美ちゃんの処女が欲しいの…」
その言葉にもう迷うことなどなかった。
「愛ちゃんが望むなら…」
- 52 名もなき物書き sage 04/08/01 08:33
- ディルドを紺野の秘所に押し当てて、少しずつ力を込めていく。
初めて受け入れる異物の感覚に、力が入ってしまう。
「大丈夫。私を信じて…」
紺野はその言葉に黙ってうなづく。
少しずつ進入してくる苦しさも、幸せへと変わっていく。
「キスをして…一緒にいるって確かめさせて…」
紺野の震える唇に安心させるかのように優しく唇を重ねる。
身体中に走る痛みに涙をうっすらと浮かべ、それでも紺野は幸せそうな顔をしていた。
「痛い?」
「ううん…平気。」
ゆっくりとディルドを引き抜くと、こぼれる乙女の証を高橋は吸い上げる。
「愛ちゃんだめだよぉ。」
「あさ美ちゃんの大事なものだもん。ずっと守り続けてきた大事なものだから…」
- 53 名もなき物書き sage 04/08/01 08:33
- 「あさ美ちゃんっておっぱい大きいから、一度やってみたかった事があるんだよねー。」
「なに?」
「私の上に乗って。」
高橋は紺野の揺れる胸を両手で包み込む。
「そのまま腰を振って。」
腰を動かすたびに大きく揺れる紺野の双胸を握りしめ、指で乳首を挟む。
胸が揺れるたびに乳首が引っ張られ、その刺激にどんどんと頭の中が真っ白になっていく。
ただ腰を動かす。
それだけの行為に没頭していく。
自分の手の中で弾む感触と、時折こぼれてくる切なそうな甘い声と汗。
自分の上で幸せに満ちていく紺野の姿を愛しく見つめる。
お互いの陰核が擦れ合い、溢れる蜜の混じりあう音が響く。
「あさ美ちゃん。すっごく溢れてるね。」
「だって、愛ちゃんが優しいから…胸の奥がとっても熱い…」
「乳首もすごいよ。あさ美ちゃんの不安も全部吸ってあげる。」
引っ張られ、痛いくらいに勃起した乳首を舌で一周なぞり、口に咥える。
おもいっきり吸い上げられた乳首はさらに大きさを増す。
「そんなに強くすっちゃぁぁ…」
高橋の上で背を逸らして身体を震わせる。
- 54 名もなき物書き sage 04/08/01 08:33
- 夢…夢をみているのかな。
さらさらと流れる砂の音は、流れる時のしらせか、それともそこにあった確かなものが
崩れる音なのか。
崩れるなんてありえない。
今の私には愛ちゃんがいる。
どんな困難だって乗り越えられる。
自分には守ってくれる人がいるから…
心地よい風が頬をなでる。
あのまま眠ってしまったのだろうか?
ゆっくりと眼を開け、背伸びを1つ。
「おはよっ。愛ちゃん。」
隣を見ると、そこには冷たいシーツがあるだけだった。
いつもなら眩しいくらいの笑顔をくれる高橋の姿はない。
「シャワーでも浴びてるんだよね…きっと…」
そういう紺野の笑顔はこわばっていた。
「ずっと一緒だって言ったのに…私を守ってくれるって…」
朝なのに、暗い部屋に一人残され寂しさが募る。
「夜が明けなければずっといれたの? 夜しか許されない私たちだったの?」
確かに愛ちゃんとは愛し合っていた。でも、それは許されることのない関係。
「だからって、何も言わずに置いてくなんて…」
窓から空を見上げるが、そこにはあの神秘的な月はない。
妖しいまでに。月の光を帯びるかのように。
光を放っていた愛ちゃんは、月とともに消えてしまったのか?
- 55 名もなき物書き sage 04/08/01 08:34
- アイドルの突然の失踪。
マスコミはさまざまな報道をしていたが、真実はわからなかった。
どうして愛ちゃんが消えたのか?
今の私にはわからない。
でも、これが最後のお別れじゃないという確信だけはあった。
だから私は歌に愛を込めて歌い続ける。
きっとどこかでみていてくれる愛ちゃんに届くように…
- 57 名無し物書き@推敲中? 04/08/03 00:43
- まだ続きますよね?
続き楽しみにしてます。
- 58 名無し物書き@推敲中? sage 04/08/04 20:25
- 今、5期物って珍しいよな
- 60 名無し物書き@推敲中? sage 04/08/11 00:49
- ななしんぐさんまだ?
ずっと待ってますよ!!!!( ´Д⊂ヽ
- 61 名無し物書き@推敲中? sage 04/08/17 08:29
- HO
- 62 名無し物書き@推敲中? 04/08/30 17:00
- ななしんぐさん保全
- 63 名無し物書き@推敲中? 04/08/30 22:09
- ななしんぐ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
- 64 名無し物書き@推敲中? 04/09/10 23:06:07
- ななしんぐ
- 71 名無し物書き@推敲中? 04/09/21 02:46:11
- ななしんぐ
- 72 名無し物書き@推敲中? 04/09/21 20:11:14
- これ書いた人、天才!!
- 73 名無し物書き@推敲中? 04/09/26 07:48:40
- もう誰でもいいから書いて
- 74 名無し物書き@推敲中? 04/10/02 02:15:59
- ほ
- 75 名無し物書き@推敲中? sage 04/10/02 02:28:47
- ほ
- 76 名無し物書き@推敲中? sage 04/10/02 02:30:58
- ほたるこい
- 78 名無し物書き@推敲中? 04/10/12 02:25:56
- 作者募集中
- 79 名無し物書き@推敲中? 04/10/14 01:37:50
- わしが、書こうか?
- 80 名無し物書き@推敲中? 04/10/16 03:06:49
- ぜひお願いします
- 84 名無し物書き@推敲中? sage 04/10/24 23:40:29
- 面白い
- 86 名無し物書き@推敲中? sage 04/10/26 23:26:43
- 漏れも書きたいけどモー娘。しらないw
- 87 名無し物書き@推敲中? 04/10/29 01:20:34
- 専用の板があるんだから勉強しる
ミキティとなっちと矢口の小説きぼん
- 89 名無し物書き@推敲中? 04/10/29 18:44:26
- 冒頭シーンは紺野が
- 90 名無し物書き@推敲中? sage 04/10/29 20:52:15
- 紺野好き
- 91 名無し物書き@推敲中? sage 04/10/30 22:59:38
- 紺野のこぶりの乳房に男の指が食い込む。
『いやだぁ…痛いっ』
紺野の大きな瞳に涙が溢れる。
- 94 名無し物書き@推敲中? 04/11/06 01:57:19
- どっちでもいいけどさ
小説を書いてくれよ
- 96 名無し物書き@推敲中? 04/11/10 12:56:08
- エロマンガなら既にあるだろ。それを文章に起こせ。
エロ同人誌でも既にあるだろ。それも文章に起こせ。
- 98 名無し物書き@推敲中? sage 04/11/16 19:55:40
- 全然エロくないけど書いてみました。どうぞ。
亜弥は一人で部屋へ帰ってきた。
玄関を開けると明かりがついていた。
「おかえり。」愛だった。
「来てたんだ。」
「そう。亜弥が出ているミュージックステーション見てたんだよ」
亜弥はちょっとばつが悪そうに「そう」と言った。
愛は手際よくコーヒーを入れ始めた。亜弥はテーブルに座ってぼんやりと
テレビを眺めていた。
「恋愛戦隊シツレンジャー♪」愛は歌って見せた。
「やめて」いやそうに亜弥は言った。
「安倍さんはどう?」
「別に」
「後藤さんは?」
「本当に別に!」
「本当になんでもない。」愛は真剣な眼差しで亜弥を見つめた。
「何もない。」亜弥も愛を見つめた。
「じゃあ亜弥は私だけのものっていう証拠見せて。」愛は力を込めた。
「もうやめようよこういうの。やきもちなんてうんざり。」亜弥は席を立った。
「美貴ちゃんとこに行っちゃおうかな」愛は意地悪そうにはつぶやく。
「わかった。わかったからもうそんなこと言わないで」亜弥は愛を強く抱きしめた。
- 99 名無し物書き@推敲中? sage 04/11/16 19:56:11
- 亜弥と美貴は以前付き合っていた。そして亜弥と別れた美貴は愛と付き合い始めた。
そして亜弥は美貴から愛を奪った。
「私たちこれからどうなるのかな。」亜弥は不安そうに愛に問いかけた。
「わかんない」
「ハロプロは?」
「わかんないよ」
「考えてもしょうがないのかな」
「そう、決定権は私たちにないんだから。そんなことより」愛は亜弥の頬にそっと手を当てた。
「楽しもう」そういって愛は亜弥に唇を合わせた。亜弥もすっかり愛に身を任せていた。
いつしか二人は夢中になって愛撫しあった。
その時テレビではPOPジャムのつんくの映像が流れていて、その甲高い声が部屋にむなしく響いていた。
「イェーイ!」
- 101 名無し物書き@推敲中? sage 04/11/19 00:43:13
- GOOD JOB !! エロは薄いが良い感じだぜ!
私はもともとエロよりもレズよりなので特にw
- 102 名無し物書き@推敲中? 04/11/19 19:01:39
- 愛美貴編も書いてみました。どうぞ。
愛はキッチンに向かってスパゲッティーを作っていた。
美貴はソファーに座り、台本を見て台詞を覚えていた。
「美貴ちゃん」
「何?」
「愛のこと愛してる?」小悪魔のように愛は言った。
「・・・・・・」
美貴は面倒くさそうに何も言わなかった。
愛は美貴の目の前に来て、
「あ・い・し・て・る?」と甘えて美貴を見つめた。
美貴も愛の瞳をじっと見つめ返した。美貴は観念したように頷いた。
食事の後、愛と美貴は二人寄り添うようにソファーに座ってテレビを
見ていた。愛は美貴の右腕をぎゅっと抱え込んでいる。愛は思い出したように
「これ見てさんまさんにもらったんだあ」得意げにブレスレットを見せる。
美貴はまた始まったもう何回目なのとちょっとあきれる。
「さんまさんもきっと驚くだろうね。愛ちゃんがこんなに喜んでること知ったら」
美貴は愛の肩をやさしく抱き寄せた。
「ホントさんまさんちっとも信じてくれないんだもん」愛は無邪気にそういった。
- 103 名無し物書き@推敲中? sage 04/11/19 19:02:13
- 美貴はベランダに出て夜景を見ていた。愛は後ろから近づき美貴を後ろから抱きしめた。
「何考えてるの?」
「何にも考えてないよ」美貴は相変わらず遠くを見ていた。
「亜弥のこと?」そう言って愛もづっと遠くの夜景を見た。
「最近元気ないみたいなんだ」
「・・・・・・・」
愛は何も言わなかった。と、突然美貴の胸をやさしく揉み始めた。
美貴は何の反応もしめさない。愛はさらに強くまさぐった。
「やめて」美貴は気だるそうにそう言った。
愛はお構いなしに美貴を攻め続けた。そして、美貴のパンティーの脇から
指を滑り込ませた。
「やめて」美貴は軽く愛を押しのけた。
「体は正直ね」と意地悪く愛は言った。
「バカ」美貴はちょっと恥ずかしそうに頬を真っ赤にした。
「ここにいるのは私と美貴ちゃんだけだよね」愛は美貴の瞳を見た。
「・・・・・・」美貴は愛の瞳に吸い付かれていく。
「ほかの事は考えないで」
愛は美貴の唇を奪った。美貴もちょっと抵抗して直ぐにやさしくそれを受け入れた。
いつまでもいつまでも二人の唇が離れることはなかった。
- 104 名無し物書き@推敲中? sage 04/11/21 19:41:24
- イーね
- 105 名無し物書き@推敲中? sage 04/11/22 18:34:31
- >>104
乙です。
亜弥美貴編も書いてみました。どうぞ。
- 106 名無し物書き@推敲中? sage 04/11/22 18:36:05
- 亜弥と美貴は、一糸纏わぬ姿で抱き合って、ベッドに寝そべっていた。
行為のあとの、いつものやさしい脱力感の中に、二人は漂っていた。
亜弥は、すくっと立ち上がり、
「紅茶いれるね」そういって、裸のままキッチンへ向かった。
暫くして、キッチンから戻って来た亜弥はまたベッドに滑り込んだ。
「お湯沸かしてるから待ってね」
上目遣いで亜弥はそう言うと、美貴の胸に顔を埋めた。美貴の体からは
シャンプーの匂いがして、亜弥はその匂いが好きでたまらなかった。
お湯が沸く音が部屋中に響き渡ると、亜弥は急いで火を止めにいった。
もちろん裸のままだった。美貴は簡単に服を着て、亜弥の着替えを持って
キッチンに向かった。
「服着なよ」亜弥は服を受け取って、そそくさと着替えた。
「こっちが恥ずかしいだよね」美貴は照れながら言った。
亜弥は気にする気配もなく、黙々と紅茶を淹れた。
「できた。召し上がれ」
亜弥は満面の笑みを浮かべた。美貴はこの笑顔に惹かれたんだなと
改めて思った。
- 107 名無し物書き@推敲中? sage 04/11/22 18:37:39
- 二人は紅茶を飲みながら、沈黙の中にいた。それを破ったのは亜弥だった。
「そういえば、もうすぐだね」亜弥は試すように言った。
「何が」
「娘。入り」亜弥は美貴の眼を見た。
「そうだね」美貴は軽く受け流した。
「もう仲良くなった」そのトーンには軽い嫉妬心が現れていた。
「ぜーんぜん。でも年下の子たちとはちょっと話せたかな」
美貴は亜弥をなるべく刺激しないように普通に言うように心がけた。
「やだな。私だけ一人ぼっちになっちゃう」
亜弥は両足を組んで、所在なさげに上下に揺らした。
美貴は亜弥の不安を和らげるように、
「何も変わらないよ。何も」そう言った。
「わかってる。何も変わらないって分かってるんだけど、やっぱり不安」
美貴は黙ったまま考えていた。
「亜弥ちゃん分かってないよ。私のほうが不安なんだよ」
そういうとテーブルの下から亜弥の手を握った。
「ごめんなさい」亜弥は素直に謝った。
白い小さなテーブル越しに見つめあった二人は、手を握り合ったままキスをした。
不安を隠しきれない二人には、体を触れ合っていること意外、心のバランスを保つ
すべを持っていなかった。
- 108 名無し物書き@推敲中? 04/11/22 19:53:03
- 愛が美貴をめちゃめちゃにする方向でお願いします
- 109 名無し物書き@推敲中? sage 04/11/23 19:38:01
- 現役モー娘。きぼん
- 110 名無し物書き@推敲中? sage 04/11/24 19:09:31
- さゆ絵里愛で今度は行きます。
まずはさゆ絵里。
- 111 名無し物書き@推敲中? sage 04/11/24 19:10:45
- 『さゆ絵里編』
さゆが朝食の準備をしていた。トーストをトースターで焼く。レタスを切る。
目玉焼きはあまり硬くなりすぎないように、気にしている。
「あちっ」とさゆの声が部屋に響いた。フライパンの蓋に指が触れてしまった。
絵里は慌てて飛んできて、さゆの指を水道水で濡らした。
「痛くない」
「うん」
絵里はさゆの濡れた指をじっと見つめ、やさしく舐めた。
「これで大丈夫」絵里はさゆの瞳を見つめた。
「ありがとう」さゆも絵里を見つめた。二人の唇はどちらとともなく
重なり合っていった。
朝食を食べ終わると、絵里はさゆの手を取って、やけどの跡を確認した。
「もう平気だね」さゆははにかみながら頷いた。絵里はさゆの手を掴んだまま
はなさい。絵里はやけどの指を口実に、さゆの唇をまた奪いにかかった。
- 112 名無し物書き@推敲中? sage 04/11/24 19:11:12
- さゆは絵里の部屋にあったティッシュケースを見ながら真顔で言った。
「このティッシュケース、誕生日にあげたやつだよね。ちゃんと使ってくれてたんだ」
「うん、使ってるよ」
「実はね」さゆは申し訳なさそうにこう切り出した。
「それ家で使ってたものなんだ。・・・・・・。ごめんなんさい。絵里の誕生日前って
すごい忙しくて。買ってる暇なかったんだ」
絵里は凄いショックを受けていた。でもそれを表に出さないように必死で、
「全然、いいけどね」とい言ったが、顔は正直に落胆しているのが分かった。
「怒ってる」
「怒ってないよ!」
「やっぱり、怒ってる」
「怒ってないけど、その程度の存在なんだ。実は、他に好きな人でもいたりして」
絵里はちょっと悲しくなってきた。
さゆは絵里の落胆ぶりに少し驚いたが、バックから綺麗に包装されたプレゼントを出した。
「遅れちゃったけど。お誕生日おめでとう」
絵里は、そのプレゼントを見ると、あっと言う間に笑顔を取り戻していた。
「さゆ、本当にありがとう。実はプレゼントのことずっと引っかかってたんだ。
開けていい」
「いいよ。きっと喜んでくれると思うんだ」
絵里は包装紙を破かないように慎重に、でも急いでプレゼントを開封した。
「ガーターベルト!それも黒。よくこんなの買えたね」
「絵里に着てほしくて、勇気振り絞ったんだ」
「さゆのエッチ」
「絵里のほうがエッチだと思います」
二人は子猫のようにじゃれ合い始めた。脇を突っついたり、ほっぺを突っついたり。
そのうち自然にお互いがお互いの体を求め合った。
- 113 名無し物書き@推敲中? sage 04/11/29 18:23:42
- 『さゆ愛編』
昼食を済ませたさゆと愛は、アップルティーを飲んでいた。外は、外出しないと
もったいないくらい天気がよかったが、二人は部屋の中でまったりと過ごすことを
選択していた。
「私、すこしは歌が上手になったですかね」さゆは言い方は何気ない風を装っていたが
真剣だった。
「なったと思うよ。ちょっと歌ってみてよ」
「本当ですか。いきますよ。赤いフリージアでいきます。」さゆは立ち上がって、
雑誌を丸めてマイク代わりにして歌い始めた。
♪信じることにするわ赤いフリージア♪
♪あなたの愛はお土産の花束♪
♪Ah私がスネてる日にはタイミングよく買ってくる♪
「上手くなったと思うよ。オーディションの時はひどかったからね」
「オーディションの時の歌が、テレビで流れたかと思うと、いまでも恥ずかしいですよね。
本当、死んじゃいたいくらい」
さゆはそう言うと、少し落ち込んで肩を落とした。愛は、そんなさゆが、なんとも言え
ないくらい愛おしく感じていた。愛はさゆをぎゅっと抱きしめた。
- 114 名無し物書き@推敲中? sage 04/11/29 18:24:06
- さゆは携帯のメールをチェックしていた。愛はさゆがマイク代わりにした雑誌を
見ていた。絵里からのメールだ。
(何してるの? 絵里)
さゆは返事を書くことが出来なかった。今日、愛と会っていることは絵里には内緒だった。
さゆは絵里を心から愛していた。でも一方で愛を激しく求めていた。さゆはこの衝動を
どうしようもなく思っていて、自分でも制御できないくらい巨大になっていた。
愛はさゆの変化を感じていた。
「どうかした?」
「・・・・・・・・・」
「絵里から?」
さゆは、どうしていいか分からないもやもやした気持ちに耐え切れなくなり、
愛の胸に飛び込んだ。
「後悔しているの?」愛はさゆにやさしく問いかけた。
さゆは一生懸命、首を振って否定した。
さゆは愛を見つめた、愛もさゆを見つめる。
「絵里を失ってもいいと、覚悟しています」
「証拠を見せて」愛は真剣に答えた。
さゆは一枚ずつ服を脱いで、生まれたまんまの姿になった。愛はその様子をずっと
見つめていた。
「すべて愛さんのものです」
さゆはこの瞬間、絵里との別れを決めた。愛はそっとさゆの頬に手を添えて、唇を重ねた。
愛もまた、さゆとは特別な関係になったと胸に刻みつけた。
- 115 名無し物書き@推敲中? 04/11/30 15:02:50
- いつになったら
このマリみては綺羅光に成長するんだろう・・・
- 116 名無し物書き@推敲中? sage 04/11/30 18:26:42
- 『絵里愛編』
絵里は、愛の為にハーブティーを淹れていた。愛は宝塚のビデオを見ている。
「一緒に見ようよ」
「1回見たからいいです」絵里は本当にいやそうにそう答えた。
「何回見ても面白いのにな」愛は寂しそうにそう言って、また食い入るようにビデオを見
始めた。
「はいどうぞ、召し上がれ」絵里はそう言って、愛の前にハーブティーを差し出した。
「ありがとう」ニッコリ笑って愛が言った。そして、ハーブティーを飲む。絵里はハーブ
ティーが愛の喉を通るところを観察しようとして、一生懸命喉仏を見ていた。飲み終わる
と、今度は愛の横顔をじっと見ていた。(本当にかわいい)絵里はしみじみ感じ入ってい
た。
- 117 名無し物書き@推敲中? sage 04/11/30 18:27:04
- 「今日、さゆと楽しそうに話してたね」愛は淡々と話し始めた。
「そうでした?」
「まだ好きなんだ」愛は畳み掛けた。
「好きですよ」絵里は開き直っていった。
「でも愛さんも、さゆのことまだ好きでしょう?」
「好きだよ」愛も負けじと張り合った。
愛と絵里は腕組みして、頬っぺた膨らまして、顔をつき合わせて睨み合った。
これはいつのも愛情の確認作業だった。お互いにさゆと浮気していないか探りを入れる。
そうしないと、二人とも不安で立っていられたない。
「愛してる」愛は絵里にそう言う。
「私も、誰よりも愛してます」絵里は直ぐに答える。
「さゆよりも?」
「さゆよりも!」
こうして、確認作業は終了する。多少芝居がかっていても、二人には必要なことだった。
確認作業の後は、決まって二人とも裸になって求め合った。愛が絵里の乳首を舐める。
これが定番の、最初の行為だった。
- 118 名無し物書き@推敲中? sage 04/12/01 15:19:43
- こんなときだからこそ安倍さんを出さないと
- 119 名無し物書き@推敲中? sage 04/12/18 12:54:27
- 「致命的な失敗をしない」
それだけは気をつけて生きてきた。石橋を叩いて人生を歩んでいるわけではないが、遠
くから見て明らかに崩れそうな橋は渡らない。高校受験、大学受験、就職をそれなりに何
とか乗り切って社会人になれば、後は大きな借金を作るか法を犯さなければ、それなりの
人生を送れるような気がする。けれど、あの人は・・・。
- 120 名無し物書き@推敲中? sage 04/12/18 12:54:58
- 僕はあの人が好きでも嫌いでもなかった。でも傷ついているあの人を想像すると、とて
も愛しく感じる。世界中が敵になったって、僕だけは君を守るよ、そうあの人に言ってあ
げたい。地球に一本線があったとすれば、あの人はあっち側の人間で僕はこっち側の人間。
決して交わるとはない。それでも届けたい思いはどうしようもない。僕は声を大にして言
いたい。
「本当に君を癒したい」
一生懸命にね。
- 121 名無し物書き@推敲中? sage 04/12/18 12:56:10
- 5時起床。
今日もまた一日が始まる。安倍はレースのついたパジャマをささっと着替えて、真っ白
な作業着に着替える。真っ白な帽子を被って、パン作りにとりかかる。腕を捲り上げて、
一心不乱にパン生地をこねる。パンの形が出来上がって、さあこれからパンを焼くぞとい
うあたりに、いつものように眠そうにしながら中沢と保田が起きてくる。
- 122 名無し物書き@推敲中? sage 04/12/18 12:56:38
- 安倍と中沢と保田は高校の友達同士で、安倍の提案で三人でペンションを行うことにな
った。安倍は高校時代にたまたま応募した文学新人賞で賞を受賞して、売れっ子作家にな
った。出す作品が次々とヒットして、長者番付の上位に顔を出すことも珍しくなかった。
このペンションの開店資金を出したのも、あまり客が来そうもないマイナーな観光地を選
んだのも安倍だった。客も来ないし営業活動もまったくしていないので、黒字になる月は
なく、毎月赤字だった。それもで豊富な安倍マネーで補填していたので何の問題もなかっ
た。利益を上げる必要のないペンション経営は、傷ついた心を癒す時間と空間を与えてい
た。安倍が作家を辞めて、ペンションに逃げ込んでからも一年以上が経とうとしていた。
- 123 名無し物書き@推敲中? sage 04/12/18 12:57:17
- 中沢は就職活動が上手くいかず、大学卒業後、派遣社員として働いていた。もともと気
が強い中沢だったが、思うようにいかない就職活動中はひどく落ち込んでいた。女だから
しょうがないのかなと自分に言い聞かせても、就職できた女の子を目の前にすると、奈落
のそこに突き落とされた。そんな訳で、派遣の仕事もどこか所在なさげにしていたので、
安倍の誘いに迷わず飛び込んだ。
保田は大学受験に失敗して、あっさり医療系の専門学校に進んでしまった。もともと勉
強は好きではなかったので、大学にはこだわりがなかった。小さな病院で医療事務をして
いたが、安倍の誘いには面白そうということで身を乗り出してのってきた。
- 124 名無し物書き@推敲中? sage 04/12/18 12:57:57
- 「なっちは今日も真剣にパン作りか」
と言って、中沢は椅子に腰を下ろして動こうとはしない。保田は柔軟体操をして朝のスト
レッチに余念がない。二人とも時間を持て余していたが、居心地も良く感じていたので、
なかなかここを抜け出せずにいた。1年間という時間が彼女たちの感覚を完全に麻痺させ
ていた。しかし同時に、確実にあせりも生み出していた。
「圭ちゃん、掃除しようか」
「OK」
中沢は二階にある4つの客室を、保田はキッチンと玄関を掃除し始めた。客室はすべて洋
室で、基本はツイン。1室だけ家族用に少し大きめの部屋で、簡易ベッドが2つ置けるよ
うになっている。キッチンは4つテーブルがあって、ちょっとしたレストラン風になって
いる。ランチの時は、外に開放しており、手作りのケーキとパンを持ち帰り用に売ってい
る。作っている数は少ないが、熱心なファンができつつある。安倍がパン作りに身が入っ
ているのも、この為だ。
- 125 名無し物書き@推敲中? sage 04/12/18 12:59:28
- 安倍が3人分の朝食を作るために、フライパンに片手だけで3つの卵を落とした。片手
だけで卵を割る手際は見事だった。
「なっちは本当に料理上手だね。作家やめて、正解かも」
「うん、そうだね、こっちの方が天職かも」
「いいね。2つも3つも天職があって」
「裕ちゃんもその内見つかるよ」
「私はどうかな…。世の中って本当に不公平。なっちにはすべてが与えられて、私には何
もない」
「…だから傷つくときも人の何倍も大きいのかな」
「悪かった…。ごめん」
中沢は素直に謝った。安倍はいい人で、中沢にとって大事な人であったが、自分の運のな
さと比較して、意地悪なことを言ってしまうのはどうしようもなかった。
そんなやり取りを見ていた保田は、
「クロワッサンにベーコンに目玉焼き。この朝食がシンプルで一番おいしいんだよね」
と言って、雰囲気を作り直した。保田はプライドをどこかに忘れてきたような性格だった
ので、他の二人のいい中和剤になっていた。
- 126 名無し物書き@推敲中? sage 04/12/18 18:46:48
- 朝食は、6人用のテーブルに横一列になって食べた。いつもこの配置だ。いくら友達同
士とはいえ、仕事で長く付き合うために収斂されていった位置関係だった。他のテーブル
は4人用に1組、2人用に2組あった。並ぶ順番も安倍、保田、中沢の順番に固定されて
いた。
「本当になっちのパンはおいしいね」
保田がいつものように場を和ましにかかった。しかし、中沢はすかさず、
「でも昨日の方がおいしいようなきがするね」
「そうかな」
「そうだよ」
安倍は黙っていた。
「なっちはどう思う」
保田は安倍を会話に加わるように促した。
「自分では変わらないと思うけど、違う人間が言うんだから間違いないよ。…きっとそう」
三人ともまた黙り込んでしまった。
安倍は目玉焼きの黄身の部分だけ残してあった。保田はパンと目玉焼きとベーコンを均
等に残してあった。中沢は既に食べ終わっており、ひとりコーヒーを飲んでいた。
- 127 名無し物書き@推敲中? sage 04/12/18 19:14:45
- 安倍はクロワッサン、バターロール、メロンパンを丁寧に並べていた。安倍はオーソド
ックスなパンしか作らなかった。奇をてらったアイデアパンは敢えて避けていた。自分の
作風がどちらかというと奇をてらったものだったので、余計シンプルなものを求めていた。
自分の今までいた世界とは遠く遠く離れた世界に、行こう行こうとしているようだった。
「これください」
少女がメロンパンひとつ手で掴んで安倍に差し出した。
「いつもありがとうね」
「ここのパンおいしいからすごい好きなんだ。お父さんもお母さんも、おじいちゃんもお
ばあちゃんも好きだって言ってた」
「ほんと」
「うん」
「どんなとこが好き?」
「懐かしい感じがするの」
「そう」
少女は微笑を絶やさなかった。この笑顔が安倍を癒していた。自分が作ったものを目の前
で買ってくれる。この実感がいまの安倍に、いままで味わったことのない充実感を与えて
いた。
- 128 名無し物書き@推敲中? sage 04/12/21 18:17:46
-
中沢はシャープペンシルの裏で、頭を掻いていた。これは中沢が勉強している最中、ど
うしてもしてしまう幼い頃からの癖だった。机の上には、民法、刑法、行政法など法律に
関する本が並べられている。中沢は就職には懲りていて、なんとか資格で食っていけない
かと考えていた。司法試験と言いたいところだったが、自信がなかったので、まだ簡単な
行政書士を目指していた。客のいない日は昼間から勉強できたが、なかなか捗らなかった。
時間は比較的あるのに、勉強が進まない、集中できない。このことが中沢をますますいら
いらさせていた。
それに比べて保田は、本能のままに生きていた。将来の事は考えるが、決して心配はし
ない。なんとかなる。明日は明日の風が吹く。そんな生き方を実践していた。暇な時は、
一日中音楽を聴いたり、本を読んだり、近くの湖にボートを漕ぎにいったりして、気まま
に過ごしていた。
安倍は何もすることがない1日は、決まってパン作りに没頭した。生活には困らないく
らい蓄えがあったが、おいしいパンを作るということが、今の安倍の生きる目標のような
ものになっていた。
- 129 名無し物書き@推敲中? sage 04/12/21 18:18:17
- 安倍の隠遁生活の契機になった事件は、ホームページへの書き込みから端を発した。安
倍の発表した短編集の中に、ホームページに公開されている小説と似ている作品があると
いうものだった。短編集ということもあり、その本はあまり売れなかったので発売当時は
まったく問題にならなかった。ところが、3年ぐらいたって、単行本化された本を見た人
が書き込みしたからなのか、遅れて盗作事件が持ち上がった。ホームページに公開されて
いる小説は全くの素人が書いていたので、安倍自身も当然読んだこともなかった。全くの
言いがかりだった。しかし、原稿用紙10枚程度の本当に短い作品だったので、偶然に似
てしまったのである。そして、盗作を決定的にしたのは、オチがまったく一緒だったとい
うことだった。
安倍のファンサイトの掲示板へ誰かが書き込んだ。「この短篇、1年以上前にホームペ
ージで公開されてた小説と似ている」と。それをみたアンチが面白おかしく騒ぎ立てた。
「登場人物の設定が似ていて、オチまで一緒なのはおかしい」。擁護派は、「短篇ではオ
が重なることは、ないとはいえない」と主張した。それがあまりにも盛り上がり1週間以
上続いたら、週刊誌が後追い記事を書いた。それに慌てた出版社が、すでに出来上がって
いた安倍の次回作を、発売延期にしようと言い出した。安倍の小説をほぼ独占的に出版し、
信頼していた出版社の対応に、安倍は不信感を募らた。盗作などした覚えはないと言って
も、時期が悪いの一点張りだった。安倍は敢えて出版してほしかったから、糸が切れた凧
みたいになって、いっぺんにやる気をなくしてしまった。そして突然、本を書くことをや
めてしまった。
周りの対応は決して間違いではなく、当然の対応だった。ただ、安倍の心だけが意固地
になってしまった。デビュー当時のぎらぎらした旺盛な創作力は身を潜めてしまっていた。
何もかも面倒になって、書くことを止めることは自然な流れのように、安倍は感じていた。
- 130 名無し物書き@推敲中? sage 04/12/22 21:26:20
- 三日後に、高橋、藤本、松浦がやって来た。
三人とも安倍の作家仲間で、若手女性作家だけの社交クラブ「夕顔会」のメンバーであ
った。作家といってもピンからキリまであって、売れていると言えるのは松浦だけで、高
橋や藤本は一般の人にはほとんど認識されていなかった。安倍を特に慕っていたのは高橋
だった。高橋は、実力は高く評価されているが、なかなかヒットに恵まれない焦りを安倍
によく相談していた。今回の訪問も高橋が発案者であり、藤本と松浦は半ば強引に連れて
こられた感じだった。
「みんなひさしぶり」
と、安倍は言って微笑んだ。最初は久しぶりの再会に、少し恐れみたいなものがあったが、
会ってみると不思議とうれしさがこみ上げて来た。
「うれしい!」
と言って、高橋は荷物を放り出して、安倍に抱きついた。ほぼ一年振りである。メールで
のやり取りはあったが、会うことはなかった。お互いに、会いずらかったのである。
「お久しぶりです」
と、藤本は丁寧にお辞儀をした。
松浦も「ご無沙汰しています」と少し他人行儀に挨拶をした。
藤本と松浦が同じ部屋で、高橋は一人別の部屋だった。高橋の部屋へは、安倍が夜一緒
に寝てくれることになっていたからこの部屋割りになった。
- 131 名無し物書き@推敲中? sage 04/12/22 21:26:56
- 「昨日ね、寺田さんから電話があったの」
松浦が、部屋に入って、荷物を整理しながら藤本に言った。
「うん、それで」
「正式に離婚したんだって」
「ええ!!」
藤本は目を丸くした。寺田は、安倍の担当編集者で、安倍とは深い関係になっていた。し
かし、盗作事件が起きる直前に分かれており、寺田とのことが安倍が作家を止める隠れた
原因であったのだ。
「安倍さんに言ってほしいって」
藤本はちょっと松浦に同情していた。
「そうみたい。でも言いづらかったら言わなくていいって」
「自分で言えばいいのにね」
「ほんと、困っちゃうよね」
「無理して言わなくていいと思うよ」
「うんでも、1週間もいるし、様子見ながらね」
「愛ちゃんは知ってるの?」
「知らない。多分、安倍さんと寺田さんが付き合ってたことも知らないと思うよ。秘密の
関係だったからね」
「じゃ私たちが言わなきゃね」
「そうだね」
やっかいな役だ。松浦は戸惑いを感じずにはいられなかった。
- 132 名無し物書き@推敲中? sage 04/12/22 21:27:52
- 高橋は安倍にくっついて離れなかった。掃除するときもついてまわり、猫みたいにまと
わりついた。夕食の準備をしているときも、じっと安倍を見つめて
「手伝います」
と、子供みたいに言った。
「だめ」
安倍は突き放した。
「手伝います。手伝わしてください」
「だめ。だって料理したことないでしょ」
「出来ます・・・。だまごぐらいなら割れます」
「じゃあ、そこにあるたまご三つ割って」
安倍も流石にこれぐらいは出来るだろうと思い許可した。せっかく仲間が来てくれたから
最高の料理で持成したかった。
「あぁ!」
高橋が叫んだ。たまごの殻が透明なボールの中に、浮かんでいた。ひどいことに、ほとん
どの殻がボールに落ちてしまっていた。高橋は本当に料理をしたことがなく、たまご掛け
ごはんもほとんど食べたことがない。唯一ゆで卵ぐらいしか割ったことがなかった。安倍
は困ったもんだという顔はしているが、たわいもないこんなやり取りが楽しくて仕方がな
かった。
- 133 名無し物書き@推敲中? sage 04/12/22 21:30:46
- 藤本と松浦は湖の畔を散歩していた。そんなに大きくない湖で、人影は全くない。ボー
ト漕ぎの初老のおじさんが暇そうにいるだけである。藤本は足元が寂しいのか、小石を見
つけると蹴っていた。松浦はゆっくりと湖の湖面を見ていた。
「本当にゆっくりだね」
と、松浦が言った。
「そうだよね。何もないよね」
藤本はまた小石を蹴った。
「それが、かえっていいだろうね」
「安倍さん?」
「そう」
「東京になんて戻りたくなくなるね」
藤本は今度は力を入れて小石を蹴り、湖に落とした。
「安倍さん本当にもう書かないのかな」
「書いてほしいよね」
「書いてほしい」
「負けないでほしいよね」
「絶対負けちゃだめ」
松浦は珍しく声に力を込めた。そんな松浦に藤本は驚いた。松浦と安倍はちょっとしたラ
イバル同士と見られていたので、安倍を応援しようとしている松浦が、藤本にはうれしか
った。
- 134 名無し物書き@推敲中? sage 04/12/22 21:31:10
- 「寺田さんが離婚したこと言ったほうがいいよね」
「そうだね」
「何かが変わるかもしれない」
「そうだね」
「でも何も変わらないかもしれない」
「それは仕方ないよ」
「うん」
また二人は歩き始めた。松浦はボートに視線を送っていた。藤本は相変わらず小石を蹴っ
ていた。
- 135 名無し物書き@推敲中? sage 04/12/24 18:40:51
- 高橋は安倍の手伝いはすっかり諦めて、ただ安倍の身のこなしを見ていた。
「安倍さんはもう書かないんですか?」
高橋は、料理をしている安倍の背中に向かって言った。
「書かないよ」
「なぜ」
「うん・・・、なんていうのかな。一言でいうと何もかもがいやになった。うん、それに尽
きる」
「確かに、今の安倍さんを見ていると楽しそう」
「そうかな」
「うん。でも、きっとたくさんの人が待ってると思いますよ」
「だれも待ってなんかないよ。みんな忘れてるよ」
「いや待ってます。少なくとも私は待ってます」
高橋の目は真剣だった。なんとか安倍を復帰させようと強い思いを持っていたからだ。
「うれしいな。でも1年以上、1行も書いてないんだよ。きっともう駄目なんだよ」
「そんなことないですよ。きっとまた、書き始めれば、私より全然いい作品書いちゃうん
ですよ。きっとそう」
と言って高橋は落ち込んだ。安倍を励ますつもりが、自分の不甲斐なさを急に思い出して
しまった。
「大丈夫。愛ちゃんは才能あるよ。私は早く花が咲いただけ。愛ちゃんはこれから大きな
花を咲かせるんだよ、きっと」
そう安倍に励まされて、高橋は泣いてしまった。いくら実力があると評価されても、やは
りヒット作が欲しかった。安倍がいなくなって、ベストセラー作家の後釜には松浦がどっ
かと居座っているので、高橋には全く出番が回ってこないように思えてしまっていた。
- 136 名無し物書き@推敲中? sage 04/12/24 18:41:14
-
藤本と松浦はボートを漕いでいた。湖の真ん中は本当に静かで、別世界に来ているよう
だった。
「ここだったら、ちょうどいいかな」
「うん、そうだね」
そう言って藤本は、右手を水面につけて、ぴちゃぴちゃ音をさせていた。
- 137 名無し物書き@推敲中? sage 04/12/24 18:41:35
- 最初の晩のもて成しは以外にも和食だった。安倍のペンションの食事は洋食だけだった
が、和食もメニューにしたいと考えていた。安倍のチャレンジ精神の豊富さがこんなとこ
ろにも表れていた。
六人用のテーブルに煮物、てんぷら、刺身などが豪華に並べられている。器は洋食用な
ので、そのアンバランスさがかえって新鮮さを出していた。テーブルの片側にいつものよ
うに安倍、中沢、保田の順に座り、反対側に高橋、藤本、松浦の順に座った。高橋が目の
前の安倍にお酌をし、藤本が松浦に、保田が中沢にお酌をした。順番にお酌をされた者が
お酌をし返したが、保田は自分で酌をした。それが保田のやり方だった。中沢も長い付き
合いなので心得ていた。
乾杯の後は、みんなで箸を突っつきあって和気あいあいと食事をした。安倍の和食への
挑戦は概ね好評で、これならばいけるとみんな口々に言い合った。
「なっちおいしいよ」中沢は言った。
「これならお客に出せるね」保田も同意した。
「安倍さん上手ですよ」高橋が喜んだ。
「ほんとにおいしい」藤本がしみじみ言った。
「おいしい」松浦は一人呟いた。
- 138 名無し物書き@推敲中? sage 04/12/26 00:22:30
- 食事も終わりかけた頃、保田が松浦に話しかけた。
「松浦さんの『桃色伝説』とっても好きです」
「ありがとうございます」と、松浦はお礼を言う。
「でもなっちって本当にすごいんだね。こんな有名人とも知り合いだし」
「今頃気づいたの」安倍はちょっと機嫌がいい。
「でもよかった。ペンション始めた頃は、過去の話はタブー。みんなどこか固くってさ。
最近になってやっとだよ。みんな優しくなってきたのは」
「そうなんだ」藤本が相槌を打った。中沢は黙ったままだ。
「安倍さん、やっぱり復帰してください。ファンの人は待ってます。私もファンの一人で
す」
高橋は安倍に再度、懇願した。
「ありがとう。でもそいう話は一切なし。まだ残ってるし、さあみんな食べて」
みんなこの話題はここまでと諦めて、残っている食事をほとんど平らげてしまった。中沢
だけは、結局話しにほとんど加わらなかった。
- 139 名無し物書き@推敲中? sage 04/12/26 00:22:55
- 中沢はその夜、なかなか寝付けなかった。小説家を四人も目の前にして切なかった。同
年代の女の子が有名になって、世間に認められて、大金を稼いでいる。それに比べて自分
は何だ。何もない。どこかの会社にも就職すらできない。いつも元気な中沢もさすがに死
にたくなった。しかし、とことんまで落ち込んだ後は、持ち前の粘り強さで、すくっと起
き上がり、朝まで勉強した。いままでない様な集中力が中沢を包んでいた。
- 140 名無し物書き@推敲中? sage 04/12/26 00:23:50
- 次の日の午後、店番は保田に任せて、安倍、高橋、藤本、松浦の4人でボートを漕ぎに
湖に向った。
「どうして安倍さんと松浦さんだけなんですか」
高橋は頬っぺたを膨らまして怒っていた。安倍と松浦の乗ったボートが岸から離れていっ
て、どんどん小さくなっていった。
「いいの。いろいろ事情があってね」
藤本は高橋の腕を取って組んだ。そして、高橋を子供をあやす様に必死になだめすかした。
松浦が漕ぎ手で、その向かい側に安倍が座っている。本当に音がない静寂の世界だ。周
りの木々は、紅葉の季節が過ぎ、すっかり葉を落としていた。二人はぎこちなくて、ボー
トを漕ぎ始めてから一言も口をきいていなかった。松浦は緊張と一生懸命漕いでいるのと
で、口の中がからからだった。安倍にもひしひしと松浦の緊張が伝わってきた。
藤本と松浦は、昨日の夜話し合って、早めに寺田の離婚のことを話そうという結論に達
した。安倍が思ったより元気だったのと、寺田の離婚が安倍の復帰の後押しになるように
思えたからだ。
「で、どんな話?」
安倍のほうから痺れを切らして切り出した。
「分かります」
「こんな業とらしい演出すればだれだってね」
「すいません。こうでもしないと、安倍さんと話せないなと思って」
「なんとなく、分かる気がする」
「でですね」
「うん」
安倍は微かに緊張した。まったくどんな話が飛び出してくるか分からなかった。
「単刀直入に言います。寺田さんが離婚しました」
安倍は胸がつぶれるくらい驚いた。想像していなかった話が、それも松浦から出たからだ。
このことを必死に理解しようと、頭の回転速度を上げた。その為、安倍は一言も言葉を発
することが出来なかった。
「寺田さんは今、私の担当なんです。今回の旅行の前日に電話があって、安倍さんに離婚
したこと伝えてくれと言われました」
「そう・・・なんだ」
- 141 名無し物書き@推敲中? sage 04/12/28 16:30:29
- 高橋はどううも納得が行かないようで、藤本に食って掛かった。
「安倍さんと松浦さんはどうして二人だけで言ったんですか」
「大事な話があるの」
「私と安倍さんの仲を引き裂くほど大事な話ってなんですか」
「内緒」
「寺田さんのことですか」
「愛ちゃん知ってたの」
「安倍さんと寺田さんが付き合ってたことも。分かれたことが安倍さんが作家を止める引
き金になったことも知ってますよ」
「安倍さんとそのこと話したの」
「いえ、知らない振りしてました。大人ですから」
「そっかあ、知ってたのか。実はね、寺田さん離婚したんだって」
「とうとう離婚したんだ」
「なんだ、私たちより詳しいみたいだね」
「寺田さん安倍さんにっ戻ってきてほしいみたいですよ。それが離婚の原因じゃないと寺
田さんは言うかっも知れないけど、私はそういう気持ちが結果的に離婚の方向に導いたと
思うんですよね」
「きっとそうだね」
- 142 名無し物書き@推敲中? sage 04/12/28 16:37:06
-
安倍は寺田との別れを思い出していた。
「やっぱり女房は裏切れない」
そんな陳腐な言葉を寺田の口から決して聞きたくなかった。そんな既成の概念を超越して
いる関係だと勝手に自分だけが思い込んでいたことが腹立たしかった。結局、当たり前の
ことに縛られて生きていることを思い知らされた。自分が普通でなく、大事なものが何か
分からなくなって不安になった。
- 143 名無し物書き@推敲中? sage 04/12/28 16:37:39
- 「私、安倍さんに憧れて作家になったんです。安倍さんは私にとって大きな存在なんです。
いつまでも光り輝いてほしいんです」
「ありがとう」
それが安倍の精一杯の言葉だった。
「寺田さんも愛ちゃんも、美貴ちゃんも同じ気持ちだと思います」
今の安倍には、その気持ちに答えることはできなかった。唯、安倍は自分の中で何かが変
わろうとしていることをひしひしと感じていた。
三人の心優しき友が帰ってから三日後に、一人の若い男がやってきた。
- 144 名無し物書き@推敲中? 05/01/06 00:00:50
- 桜井は大学三年生で、二週間という長期滞在でこのペンションに泊まりに来た客だった。
桜井は作家志望で、明確な目的を持ってこのペンションに来た。小さなレストラン兼食堂
での朝食をとりながら安倍に話しかけた。
「本当においしいですよこのパン。安倍さんが作っているんですか?」
「そうよ」
「昔から作っているんですか」
「作り始めて1年ぐらいよ。まだまだ下手よ」
「意外と女らしいですね。ますます惚れました」
「何言ってるの」
と言って、安倍は桜井をじっと見た。桜井はまっすぐに安倍を見ていた。そこには何の曇
りも感じられなかった。少なくともその時の安倍にはそう感じた。
「私のこと知っててここに来たのね」
「そうです」
「正直ね」
「そうでもないです」
桜井はそう言うと、カウンター越しに安倍の顔10CMまで近づいた。そして、ゆっくり
唇を安倍に近づけて、キスをした。
「どうして拒まなかったんですか?」
「わかんない。どうしてだろう。いろいろあったから、その隙間をうまく突かれたって感
じかな」
「いやじゃなかったんですか」
「不思議といやじゃなかった」
「僕、女の子にもてたことないんですよ」
「そんな風にはみえないけど」
桜井は今度は少し強引に安倍に口付けした。心が壊れてしまったのだろうか、それとも治
っているのだろうか、どっちなんだろう。安倍はキスをされながらそんなことを考えてい
た。
- 145 名無し物書き@推敲中? sage 05/01/06 18:59:29
- 桜井がここに来た目的は安倍を癒すことだった。自分自身の存在が安倍を癒せるかどう
かは分からなかったが、そうせずにはいられなかった。キスをしたのはまったくの計算外
だった。何かをしようという計算もはっきりとはなかったのだ。もうひとつの目的は、自
分の書いた作品を安倍に見てもらうことだった。安倍は、小説読むのは1年ぶりといって、
快く承諾した。小説の内容は、虐められて傷ついた女の子を、クラスの人気者が助けるス
トーリー。なかなかいいんじゃないと安倍は褒めた。桜井には社交辞令のようにも聞こえ
たが、素直に喜ぶことにした。
- 146 名無し物書き@推敲中? sage 05/01/06 19:00:46
- 止まっていた時間が、一旦動き出すと、展開が早くなる。そんなものだ。
桜井と安倍がキスをした5日後に、寺田が泊まりに来た。
寺田を迎える安倍は複雑だった。会いたいような、会いたくないような。どちらかという
と会いたくないという気持ちのほうが勝っていたかもしれない。
「松浦から聞いたと思うけど、妻とは分かれたんだ。・・・・・・・・もう一度君とやり直したい」
「・・・・・・・・・・・・」
安倍は何も答えられなかった。一生懸命、寺田を傷つけずに断る言葉を考えていた。でも
結局は見つからなかった。
「ごめんなさい。・・・・・・やっぱりもう無理です」
なんのひねりもないストレートな言葉。作家といえども言葉のキャッチボールは2軍以下
だった。
「そうか。・・・・・・・・そうだよな」
寺田は、いたたまれなさそうに落ち込んでいた。額には汗をかき、手にも汗をかいている
ようだった。
「分かった。・・・・・・でもおいしい料理は食べさせてもらうよ」
「うん」
寺田は、安倍も拍子抜けするぐらい簡単に引き下がった。寺田にしてみれば、離婚の原因
は安倍だったが、安倍とよりを戻すために分かれたわけじゃないと、安倍に示すためにも
冷静に振舞っていた。
- 147 名無し物書き@推敲中? sage 05/01/06 19:01:44
- その日の夜、安倍は桜井の部屋へ夜這いした。
桜井は、寺田と安倍のことを知るはずもないので、どうして安倍がこんなことをしたのか
は理解できるはずもなかったが、安部のためにはなんでもしようと決めていたので、安倍
をやさしく受け入れた。
寺田が一つ屋根の下にいるせいなのか、安倍は異常に興奮していた。桜井のものを自分
から咥えに行き、自分が上になって積極的にリードした。あまり声を出さないように我慢
している状況で、ときおりもれる安倍の悩ましい声が桜井を興奮させた。その後、桜井が
帰るまで毎晩この儀式は続いた。
- 148 名無し物書き@推敲中? sage 05/01/06 19:06:49
- 翌日寺田は帰っていったが、その朝食での出来事。
6人用のテーブルに端に、対象になって寺田と桜井が座っている。安倍は、昔の男と夜這
いした男を並べて座らせて得意になっていた。なかなか壮観。その様子を、中沢と保田は
不思議そうに見ている。桜井と寺田も、他に空いてる席があるのにどうして合席なんだろ
うという顔をしていた。
安倍は桜井の前の席に座って寺田に向かって言った。
「この子、作家志望なんだって」
「へえ、そうなんだ」
安倍は桜井に向かって
「この人は出版社の人で、私の担当だったの」
「そうなんですか」
普通の世間話だ。安倍だけが楽しんでいた。
「この人にも小説見てもらったら」
「いいです」
「どうして、参考になると思うよ」
「本当にいいです」
「見てもらいなよ」
寺田は、安倍と桜井の様子を見ていてピンと来たのか、苦笑いを浮かべた。でも決して悪
い意味ではないようだ。
「また、君の小説を読めるのも近そうなきがしてきた」
「そうかな」
安倍は今までとは違う笑顔だった。寺田は朝食を食べると直ぐに帰って行った。
- 149 名無し物書き@推敲中? sage 05/01/06 19:09:15
- 安倍と桜井は、安倍の仕事が終わるとボートを漕ぎに行った。この年の冬は暖冬で、昼
間は結構暖かかった。安倍はとってもはしゃいでいて、一生懸命漕いでいる桜井に直ぐに
ちょっかいを出した。足をつねったり、靴下を脱がせて、足を舐めたり。でもさすがに転
覆するような無理はしなかった。
「本当にここは何にもなくて、いいところですよね」
「眠くなるくらいね」
そういって安倍はちょっと欠伸をした。
「ずっとここにいるつもりですか」
桜井は真剣に聞いてみた。
「最初はずっといるつもりだったけど。先のことは分からないは」
「そうですよね。先のことは分からないですよね」
安倍と桜井はお互いに、とにかく楽しんだ。でもそれは、わざとらしく今を楽しむことに
集中しようとしているようにも見えた。
- 150 名無し物書き@推敲中? sage 05/01/07 18:42:59
-
別れは1日早くやってきた。
桜井は1日宿泊を残して、何も言わずに東京へ帰っていった。安倍は、突然桜井が消えて
いったのでひどく落ち込んでいた。安倍は、桜井の泊まった部屋へ行って驚いた。テーブ
ルの上に、『安倍なつみ様へ』と書かれた手紙が残されていたからだ。そこには安倍が予
想していなかったことが書かれていた。
- 151 名無し物書き@推敲中? sage 05/01/07 18:43:41
- 安倍なつみ様へ
僕はあなたに謝らなければなりません。申し訳ありません。
僕はあなたを非難した張本人です。始めに盗作を指摘したのが僕だったのです。でもその
資格はあると思うんです。なぜなら、盗作の元として指摘された作品は僕が書いたものだ
からです。僕は始めから単なる偶然と分かっていました。むしろ最初発見したときうれし
かったのです。あなたのような有名作家と似ていることが。でもそれは最初のうちだけで、
だんだん嫉妬へと変わっていきました。僕とそれほど年も離れていない、まだ若いあなた
が成功していることが無性に妬ましくなったのです。
唯書き込んだときはこんなに大事になるとは思わず、どうせ無視されると思い軽い気持ち
で書き込んだと思います。それがあまりにも反応がいいので、それが麻薬みたいに楽しく
なって、自作自演を繰り返してしまいました。
あなたが筆を折ったと知ったとき、大変ショックでした。僕は後悔の念にさいなまれまし
た。なぜなら、僕はあなたのファンだからです。あなたの作品が好きで、ほとんど全部買
って読んでいるのに。どうしてこんなことをしてしまったのだろう。
僕は直接謝りたくて、あなたを探しました。たくさん嘘をついて、探偵まがいのこともし
てやっと突き止めました。でも直接言えなかったことを許してください。あなたが好きに
なってしまってどうしても言えなかったのです。
最後にお願いがあります。身勝手なのは分かっています。でも言わずにはいられません。
もう一度小説を書いてください。あなたの小説が読みたいのです。
安倍は手紙を読み終わると、自然に涙が溢れてきた。それは裏切られた悔しさなのか、あ
の事件の当事者からの始めての謝罪がうれしかったのか、安倍自身にもよく分からなかっ
た。
- 152 名無し物書き@推敲中? sage 05/01/07 18:44:04
- 一年後
安倍は復帰第一作のプロモーションのため、精力的にサイン会を行っていた。
あるサイン会会場に桜井が現れた。
久しぶりに見る桜井は、少し大人びたように安倍には感じた。作家活動を再開した安倍は、
ペンションにいたときよりも目が輝いている、と桜井には感じた。
「復帰、おめでとうございます」
「ありがとう」
交わした言葉はそれだけだった。しかし、桜井は安倍との握手の時に、真っ白いメモを渡
していた。
『日比谷公園の噴水の前で待ってます』
- 153 名無し物書き@推敲中? sage 05/01/07 18:44:34
- 日比谷公園の細い小道を、桜井と安倍が歩いている。桜井は少し先を歩き、気持ち斜め
後ろから安倍がついて行っているという感じだ。桜井は言葉を選ぶようにして話し始めた。
「あんな一方的な手紙だけ残して、かえって逆効果だったんじゃないかと不安だったんで
す」
「そんなことなかったよ。だぶんあの手紙が決め手になったような気がする」
「そうですか」
「正直うれしかったの。謝罪の言葉が聞けて。これで復帰できる。そういう気持ちにさせ
られた」
「でもなんだったんですかねあの騒動は。いまじゃすっかりなかったことになってるし、
みんな忘れている」
「きっと私の辛抱が足りなかったのね。じっと我慢してたらすぐに過ぎ去ったことなのに。
今思えば私の弱さがすべてを引き起こしたんじゃないかってそう思ってるの。だから、誰
も恨んでなんかいない」
「そう言ってもらえて、少しは救われます」
「全然気にしなくていいのよ。それに君には体で償ってもらったし」
「あんなんでよければ、いつでも」
そういうと二人は初めて笑った。場所は違うが、1年前と同じ季節を二人は感じていた。
「もう行きます」
と言うと、桜井は二三歩、前に出た。
「あの」
安倍は桜井を呼び止めた。
「またどこかで会えるかな」
「きっと会えると、僕は信じてます」
「そう会えるよね」
「そのときはあなたと恋をしたいと思ってます」
安倍はストレートな告白に頬を真っ赤にした。そして、桜井は走って日比谷公園を去って
いった。
- 154 名無し物書き@推敲中? sage 05/01/07 18:44:59
- さらに一年後
安倍は出版社に打ち合わせに来ていた。
会議室で待っていると山崎編集長がやって来た。
「復帰第二弾もなかなかの仕上がりで安心しました」
「ありがとうございます」
「でも、さらなる化学反応を期待して、思い切って担当を替えてみようと思います」
安倍はいやな感じがした。正直、今の担当は女性で相性がよくて、仕事が捗ったからだ。
「それは決定事項ですか」
「決定事項です。ただし、安倍先生がどうしてもと言えば替えられます。桜井君入って」
桜井という名前に安倍はびっくりした。まさか。いいや、そんなことはない。
ドアを開けて入ってきた男性は、まだ若く見覚えのあるあの桜井だった。
「桜井君は1年目で若いけど、なかなか優秀でね」
山崎編集長がそういい終わる前に、安倍は桜井の胸に飛び込んでいた。懐かしいあの季節
が二人には、まざまざと蘇っていた。
完
- 155 名無し物書き@推敲中? sage 05/01/07 21:30:18
- なっち復帰前に完了できてよかった
でも、誰も読んでないのかなorz
- 156 名無し物書き@推敲中? sage 05/01/13 09:49:36
- 読んでたよ。
スレタイとは違う感じだからレス控えてたけどオモロかった。
ただ、
全体的にモー娘。である必然性に乏しくて、盗作にだけ触れてても、
素でヲタだと感情移入しづらくて、官能できない(?)かも。
- 157 名無し物書き@推敲中? sage 05/01/14 22:01:07
- >>156
乙です。
まったく反応がなかったもので。
一人でもレスくれて書いた甲斐がありますた。
確かに書いているうちに話をどうやったら面白くできるか
ばかり考えてしまったので、ヲタの琴線に触れることを
忘れたような気がします。
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